『明治4年久留米藩難事件』が読売新聞に紹介されました!!

・蛙鳴く 水脈絶えぬ 城下町
・薫風や こんなところに 眼鏡橋
・紫陽花や 苔を纏える 墓ばかり
・旅籠屋の 土間駆け抜けて 夏燕
・雷(いかづち)や 石碑に残る 弾の跡
龍之介
2022年度第2回人参畑塾は、社外講師として元海上自衛隊司令で 護衛艦の艦長として海外派遣の経験を持つ梅崎時彦氏を招聘して講演会を行ないました。会員を中心に24名が参加する中、同氏は現行憲法下における自衛隊の防衛活動の「限界」について本音で語ってくれました。
まず最初に、現行法の下で生まれた自衛隊は、①「創設に係る構造的問題」と、②「防衛法制に係る制度的問題」があり、運用上の致命的な弊害となっているとの問題提起がなされました。
自衛隊は警察の運用を規範とした防衛法制であることから、「国際法」に「国内法」で対抗するという非現実的な対応を余儀なくされているとのことです。世界の軍隊で議会や国内法の縛りがある行政組織の軍隊は、日本だけで、例え自衛権を行使するにしても政府の「事態認定」を受けないと動けず、意思決定の遅れから「戦う前から勝負が決まっている」との指摘がなされました。その上で昨年のアフガン邦人救出作戦の失敗も、その制度上の欠陥が露呈されたものとして、具体的な運用手順の説明から、我が国の「限界」を解説してくれました。
最後は「中国の脅威」に対しての我が国がとるべき道についての意見を述べられ、大変示唆に富んだ講演会となりました。
その後、梅崎講師を囲んで、もっと自分の町を知ろうサロンで21名で忘年会を行い大いに盛り上がりました。